【エール・第45話】希穂子と鉄男の悲しい恋が与えてくれたココロの歌とは【椿姫のアリアの秘密】

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海岸

NHKの連続テレビ小説「エール」
今週の金曜日(5/29・第45話)は、主人公古山裕一の友人である村野鉄男(中村蒼)と希穂子(入山法子)の悲恋に泣かされましたね。

泣かされついでに、番組終盤に音(二階堂ふみ)が歌ったあの曲の意味を知りたくありませんか?どうぞ最後までお付き合いください。

希穂子と鉄男の叶えられない恋

鉄男の結婚のために身を引こうとする希穂子。それを引き止めるために意を決して「俺と一緒に生きてくれないか」とプロポーズ。しかし希穂子は固くなに断って、ついには東京を去ってしまいます。。。

そして、このあまりにもな悲恋が、音(二階堂ふみ)の心の内を変えていきます。それまでストレートな行動で自分の人生を開いてきた彼女は、はじめて世の中にはそれだけでは解決できないことを知り、その辛い真実の気づきが、彼女の歌をも変えていきます。

それが学内記念公演「椿姫」の主役選抜最終選考会で歌ったアリア「さようなら、過ぎ去った日々よ」なのです。

希穂子と鉄男の叶えられない恋の重い真実が音の中で深い悲しみとして歌に宿ったのです。それまで単純に「歌って楽しい」と言っていた音が、初めてその役として歌を奏でることができる瞬間だったのです。

だから隣に座っていた夏目千鶴子(小南満祐子)はこれを聴いて顔を青ざめたのです。
負けたと。。。

アリア「さようなら、過ぎ去った日々よ」とは

Fanny Salvini-Donatelli ヴィオレッタ・ヴァレリーを演じた最初の歌手
Fanny Salvini-Donatelli ヴィオレッタ・ヴァレリーを演じた最初の歌手

このアリア「さようなら、過ぎ去った日々よ」は、ドラマでも喫茶「バンブー」の寸劇でも紹介された歌劇「椿姫」の中で歌われます。

あの悲痛なココロに満ちた歌は、一体どのような曲なのでしょう。

第3幕で主人公ヴィオレッタが一度は別れた恋人アルフレードとの再会を待っているものの、持病の肺病がひどくなり、もはや会えないと悟って過去を思い出しながら歌われます。

彼との楽しい日々・過去を思い出しながら、しかし死を予感して「全ては終わりよ」と嘆く哀しい歌です。

有名歌手で聞くアリア「さようなら、過ぎ去った日々よ」

有名なソプラノ歌手がこの曲にチャレンジしており、多くの素晴らしい録音が残っていますが、やはりここは有名なマリア・カラスによる、言葉を一つずつ絞り取るように切々と歌う録音を紹介したいです。

またこちらのイレアナ・コトルバスの歌は、マリア・カラスの声色より繊細で本当に可憐な心情がよく出ています。

最後に

この歌はオペラ歌手にとってもその心情を表す事と歌の技術が試される曲なので、このオペラの最大の聴かせどころであると同時に難曲でもあります。これを見事に歌い、人の心を打つということは公演は成功したようなものなのです。

だから、友人の悲しい恋を我が事のように嘆いた音は、選考会を勝ち取ることができたのです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。




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