こんにちは けいすけ@theddf_)です。

久々にクラシック演奏会に行ってきました。思えば最後に行ったのは、ムターの仲間たち。2月20日でした。

フェスタサマーミューザKAWASAKI2020とは

2020年7月25日(土)16:00開演/ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎)
フェスタサマーミューザKAWASAKI2020
NHK交響楽団
指揮:広上淳一

ベートーヴェン生誕250年/北欧の巨人とベートーヴェン
グリーグ:組曲「ホルベアの時代より」作品40
ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 作品93

ミューザ川崎は僕の大好きなホールです。サイモン・ラトルが「世界最高のホールのひとつ」と演奏が終わった後にステージに戻ってきて言ったこの言葉は、今でも記憶に残っています。
僕と相方を引き合わせてくれた、東京交響楽団のフランチャイズホールでもあります。

そのミューザ川崎では毎年真夏に、「フェスタサマーミューザKAWASAKI」というフェスタを開催してるそうです(実は知らなかったんですけどね)。今日はN響です。指揮は広上淳一です。

関連サイト フェスタサマーミューザ KAWASAKIとは|フェスタサマーミューザ KAWASAKI 2020

しかし蒸し暑い。にわか雨が降り止むと、陽が出てむしむしむしむし。マスク暑い。4連休最中、川崎駅前のショッピングモールはかなりの人出。大丈夫でしょうか。

相方とは席で待ち合わせとしていたけど、あまりの不快な暑さに開場とともに入場しました。

マスクをかけ、アルコール消毒をし、体温はサーモモニターで測られ、チケットは係員に見せながら、自分でもぎって、半券はボックスへ投入。パンフレット等の手渡しもなし。

さて今回のコンサートは、定員1,997に対して600人限定。3・4階のバルコニー席、ステージ後方ブロックは売らなかったようです。

売られた席も、カップル購入は連番でしたが、おひとり様の場合は最低でも1席飛び飛び。加えて、座る席の前後列同番席も空席に。なので3分の1以下しか売ることができず、基本、抽選販売でした。

”さざえ堂”っぽい音楽ホールの座席配置

ミューザ川崎シンフォニーホール音楽ホール
出典:音楽ホール:ミューザについて│ミューザ川崎シンフォニーホール

今日の席は3階3Cブロック。行ったことある方はご存知だと思いますが、このホールは座席配置がちょっと”いびつ”で、規則正しくないのです。

上の写真からもわかりますが、らせん状で配置されています。僕は”さざえ堂”と呼んでいますけど。

ですので、「あー3階か~」と残念がることありません。NHKホールの3階席とは、ステージの距離感が全く違ってとても近いです。

参考ページ 座席表│ミューザ川崎シンフォニーホール

さて、本プログラム前にプロムナードコンサートとして、N響4人による、ロッシーニ作曲弦楽のためのソナタ第1番が演奏されました。

どうやらN響は、自粛以来初の、観客を入れての演奏会だそうで、ソリストさんたちもたいそう嬉しそうに演奏なさってました。正直僕も音が始まるとどこか感無量でした。音楽っていいですね。

にしてもさすがこのホール。コントラバスの弱いピチカートですら、僕の席までふくよかに聴こえてくるんですよ。

プレコンサートは10分ほどで終わり、ホワイエの営業もないので、持ってきたタンブラーのお水を飲んでいると相方登場し、5カ月ぶりに一緒に音楽を聴く喜ばしい瞬間がもうまもなく、ようやっとやって戻ってくるのです。(大袈裟)

ベートーヴェン生誕250年/北欧の巨人とベートーヴェン

グリーグ:組曲「ホルベアの時代より」作品40

大変良かったです。

第1曲目「前奏曲」の、短い序奏の響きがホールに広がった時は、またまた、「音楽っていいですね」と感じ入ってしまいました。

弦5部4人づつくらいの弦楽演奏なので、楽員さん同士もそれぞれ広めに間を取ってお座り。動きが大きくくねくね踊る広上さんは、いつもの感じでした(笑)。

ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 作品93

休憩なしでグリーグが終わると管部さんたちがご入場。初めからステージ後方壁に引っ付くように置いてあったティンパニは小ぶりで、固めのマレットでダカダカ叩くのでしょう。

ホルン、トランペットさんも壁に引っ付くように座り、床には白い布。コロナ対策ですね。つまり、それほど大きくない編成なのに、ステージを目いっぱい使って配置ということのようです。

驚きの遅さでした。全体的に”もやっ”とした印象でした。

広上さんのことだから、エンジン全開でぐんぐん行くのかと思っていたからです。逆に言うと、丁寧で彼の解釈がわかる箇所もよく聞こえ、2楽章のある個所ではクラリネットがかなり目立って浮き上がってきたのには、僕らも驚いて身を乗り出してしまいました。

アンコールはフィガロの結婚序曲。

終演後の席からの退出は、空港での搭乗案内よろしく、階ごとに順次のご案内で、階段や廊下等での密を回避する策も取られていました。

アーカイブ配信もあります

ちなみに今回の演奏会は、アーカイブ配信で聴くこと見ることができます(有料)。

https://tiget.net/tours/summermuza20200725

まとめ:新型コロナとクラシック音楽の今後を考えさせられた演奏会でした

相方曰く、やっぱり楽員さんが距離を置いて座って演奏することで、音がぼやけて聴こえてしまった感ありました。

オーケストラ演奏は「合奏」であり「調和」「協奏」して「響く」。

「交響楽団」という日本語名称には意味があるわけで、さてこれからどのようにクラシック音楽は演奏していくべきなのだろうか、と考えさせられました。

今回のミューザ川崎のコロナ対策は万全だったと思います。3分の1以下しか席を埋めず密を避け、人同士の接触がないように手順を考える。

そもそもクラシック演奏会では、おしゃべりはほぼしません。しても一緒に行った人同士が曲の間でひそひそ。「ブラボー」は日本人はあまりしないし、パリやウィーンでよく見た、久しくあった人同士が「社交場」よろしく抱き合ったり握手しあったりもしません。

こういった人種?来る人たちの特徴?から考えると、自信をもったコロナ対策が施されていれば、クラシック演奏会はもっと開催されてもいいと思います。

でも、奏でる側からも考えれば、大編成で声楽もあって大曲は、ステージが密になるし、海外から招聘の歌手も指揮者も、来ることすらできない状況。つらい。ほんとつらいことでしょう。

とにもかくにも、新型コロナウィルスは、人と接触機会がある限りリスクがあるわけで、ぶっちゃけ、ワクチンができるまでは、いろんな意味で”我慢する”しかないのでしょうね。

来週も広上さんでベートーヴェンを聴きに行きます。今度はサントリーホールです。

日本フィルハーモニー交響楽団の特別演奏会のタイトルが、しれっと変わっていた理由がわかった気がした
大好きな指揮者広上淳一登場の演奏会に行き、演奏ができる”喜び”を共感しました。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。