てことで、誕生日迎えちゃって歳食いました。
ちっともうれしくないですな。
嬉しかったのはけいすけの誕生日祝いのメール、友人からのメールですわ。
しかし、演出が緊密で「白い巨塔」は見逃せません。唐沢の顔は歳とればとるほどクドいんだけど役柄的にイヤらしい男をよく演じてるし、いつも熱い役の多い江口が淡白にして真面目な男を好演。でも一番見てて面白いのが伊武雅刀、てか最高! あのギドギドな権力丸出しのエロい教授がとっても好き。てことで見逃せません。
それにひきかえ、1/26にパルコ劇場で観た「ベント」は演出の力が足りなかった。なるほどストーリーはあの忌まわしいナチスの治世における虐待差別を受けた同性愛者の過酷な話なのだけど、1幕こそ見るべき芝居はあり、2幕でのお膳立ての簡素さゆえに難しいであろう収容所での場は、脚本としては息苦しいまでに緊密だけどどうも演出が胸にこない。
椎名桔平はがんばってたけど朝日の夕刊の評にもあったけど1幕のほうがよかったね。遠藤憲一は2幕における衰退していく様はそれなりだけど欲を言えばお立ちセックスのシーンが今ひとつかも。一部で物議を醸しだしてるラストの原作とは異なる結末。原作を知らないで観た客のひとりとしては、これはこれで肯定できる結末だけど演出がそれを説得力あるものにはしてない。宮崎駿の「生きろ!」じゃないが「生きる」ことの苦しみを我々が感じるからこそ「生」と「死」に対峙できるのだから、「生きる」ことの結論をもっと打ち出すべきがあの演出の課題だったと思う。
でも久々に芝居を観て、何か今年は俄然色々興味もって芝居に音楽にと行きたいなと発奮されましたぞ。
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HARUさん、2月5日お誕生日おめでとう~~。「魅惑の30代半ば」それとも「脂ののった30代」?でも感性は無くさないでね
どうも、ありがとうございます。えーえー、魅力ある30親父目指しますわ。てか「コマッチョなアーティスト」が理想かしら? |