DangDang
Fields
12
月
2
2
日(火)
「触るには許可が必要なのよ」の巻
この日はマドリードの宝くじの抽選日。
どこのチャンネルでもそれをやっていて、ビンゴみたいに出てくる玉の数字を子供が読み上げるそのフレーズがおかしいの。
文字ではなかなか表現できないわね。ペセ~~タァァ、とだけ書いておきましょうかね(って、わからないわよ)。
11
時にチェックアウトして、近所のカフェでサンドイッチと珈琲で朝飯とって、これから
グエル公園
。
ガウディのパトロン、グエルが彼に作らせた元分譲住宅地で、結局はほとんどが売れずに市に寄贈されて公園となったもの。
地下鉄で近くの駅
Vallcarca
で降りて、エスカレーターで公園の上の方へ入って、十字架の丘から眺望を楽しんでからは、そこはかとなく漂う犬の糞の匂いを堪能しつつ、公園中心部へとまるでそれはハイキング。
ギリシャ広場と呼ばれる、多彩色破砕タイルのモザイクを使った曲線ベンチ。ステキね~。
でも、あたくしにとっては、その広場の横から続いている、大回廊の列柱がお気に入り。背後のヤシの木と色的にも質感的にも良くマッチングしていて、その曲線の神秘な連続にはただただ溜息だわ。
横階段を降りて、広場下にある列柱ドームから、広場のシンボルであるトカゲを通って、お土産やさんでお買い物。
ここでは、恩人正司君に、トカゲが描かれたマウスパッド、
5,000Pts
のお餞別をくれたてけ太にメモ帳なんかを買いました。
初めてガウディの作品に触れて、そう言えば確か、東京多摩ニュータウンの方でこの公園を真似た街が作られたはずだけど、どーなったのかしらん、ってへんてこな心配をしてしまいましたわ。
続いてはやはり
サグラダ・ファミリア
よね。
タクシーで正面に到着し、
800Pts
の入場料をはらって中へ。
説明は要らないわね。この入場料と寄付だけで建築費をまかなっているって言うんだから、この先完成まで
200
年はかかるだろう、ってのも肯けるわ。
搭の上に登れるエレベーターは、
200Pts
の別料金だけど、払って登った甲斐はあったわ。
んおー、な高さよ、ホント。おまけにもっと高いところまで登って行ける階段は、人一人がやっと通れる幅しかないし、そして急だし。
あの搭って、中が空洞なのねん。登ってみた初めて分かったわ。
はにぃは高いところはあまり得意ではないそうだけど、ひゃあひゃあ言いながらも、写真ばしばし撮ってたわ。そんな、風景撮るんだったら、あたしを撮ってって、感じ。
で、仕方ないから自分で撮ったのよ、悲しいわねぇぇぇ。
下に降りるのがまた恐いのよ。
美しい巻き貝のような螺旋階段だけど、普通とは逆回転なの。これって結構恐怖よ。中央部は下まで吹き抜けてるし手摺も無いし。でも美しいわ。脅えるはにぃを入れて、ぱちり。
受難のファザード前に移動して、
100Pts
入れるとガイドテープが流れる機械の前から、日本語ガイドを聞きながら鑑賞。
へんてこなイントネーションでおまけに早口だから、ゆっくり話されても訳わからない宗教美術、ちーとも頭に入りませんでした(笑)。
んでもって、街中に入り、お馴染み、はにぃの鼻を頼りに飯屋探し。
ううーん、今回も正解。
赤ピーマンの白身魚のすり身包み、メルルーサの南蛮漬け風。とーってもデリシャスでした。マドリよりこちらの方がなんか味がいいわね。
さて、笑いに行きましょう、と地下鉄を乗り継いで、モンジュイックの丘にある、
カタルーニャ美術館
へ。
ロマネスク美術の宝庫のこの美術館。祭壇絵画のコレクションは、さすが世界一というだけあって、すっかり笑わせていただきました。まるちゃん絵画の宝庫、と言っても過言ではないわね(笑)。
もうすっかり陽は落ちて、そろそろ帰る時間ですね。
お土産を探しに行きましょう、と一旦カタルーニャ広場の
El Corte Ingles
に行ったものの、めぼしいのが無くて、まどりの空港で買いましょうと言うことにして、食う広域バスを待ってたんだけど、これがなかなか来なくってさ。来たのは新聞売りの気持ち悪い女。
はにぃに擦り寄って、
「おにいさぁん、新聞かってぇぇん。うっふ~ん」
って、キスするようにしてくるから無視してたら、ちょっとあんた、股間触ってるじゃないのよ!!なにすんのよぉぉぉ、あたくしだって触るのには許可が必要なのよ?無断で触るんじゃなぁぁい(嘘)。
こうやって迫られて、仕方ないからお財布を開けた瞬間に、こういう女は、中身だけかっぱらって走って逃げちゃうんですって。恐いねぇ。
でもごめんね、はにぃ。その時何にもしてあげられなくて。
やっとこ来たバスに乗って、渋滞の中
40
分くらいかかって空港に着いて、終便
2
本前の
Puene Aereo
。
初めの方に乗り込んだから隣同士に座って、ビールを飲んだらおねむで、はたと気が付いたらもうマドリ。
ここから市内へのバスもこれまたなかなか来なくて、ぶるぶるよ。
ようやっと来たバスで市内のコロン広場に到着して、ファミレスで飯と思ったけど、近所にしようよ、とあたくしが望んだんで、アパート近くのカフェに行ったら、あら閉店。ごみーん。
こうなったら、自炊して作ってあげるわ。もう明日にははにぃも帰国だし、冷蔵庫のものを片付けなきゃなんないしね。
そうよ、明日はもう帰るのよ。
部屋の契約が明日までだそうで、荷物を出さなきゃならないんだけど、この荷造りが大変だわね。あたくしはスーツケースに詰め込んじゃえばいいけど、はにぃは本やら何やらどうすんのかしらん。
はにぃがばたばたやってる間に、今日もスパゲッティ。ありあわせの何でもありの。卵を茹でてつぶしてマヨマヨ入れてパンに塗って。これで綺麗に片付いたわ。
あとははにぃを、と見たら、何にもやっていないじゃないの!!
んもーーーー、いつもこう。ぎりぎりまでやらないのよねぇ。だから
B
型ってイヤ(って、かくいうあたくしも
B
(笑))。
ま、そんなこんなで二人で片付けて、
2
時までやって就寝。
え?そう言えばあなたたち、ヤッテないんじゃない?ですって?ほほほ、その通りよ(悲)。
12
月
21
日(月)
「バルセロナでもオネエは健在」の巻
2
時くらいの
Puente Aereo
でバルセロナへ。
Puente Aereo
ってのは、マドリ~バルセロナ間を
1
時間で結んでいるシャトル便みたいなもの。座席も指定されていなくって、ボーディングパスもパウチっこされた札みたいなもので、搭乗口で回収されちゃうの。
あたくし達は最後の方に搭乗したもんだから、隣り合った席が空いていなくて、前後に分かれて着席。ちっちゃい機材だから狭いわ。
き~~んと飛んで、出されたコーヒーとサンドイッチを食ったらもうバルセロナ。一旦海上に出て、結構揺れながらプラット空港着。そっから、市内行きのシャトルバスに乗って、取りあえずカタルーニャ広場へと向かうの。
やっぱ、というのかしら、暖かいわ。風はちょっと強いけど。
銀行で両替の後、ランブラス通りをぶらぶら。鎌倉の若宮大路の段葛が広くなったようなもので(って、ローカルすぎるたとえ)、花屋や小鳥屋なんかの出店が出てる、旧市街地の目抜き通りってとこかしらん。
あたくし、バルセロナには来る予定はなかったから、全くガイドブックなるものは読んでいなくて、以前語学留学で滞在経験ありのはにぃに全てをお任せ。まずは、カテドラルへ。
旧市街地特有の、細い路地みたいな通りをてけてけ歩いて、飯屋を探しながらサン・ジャウマ広場を経由して、どーーんとカテドラル前到着。
ガイドブックを読んでいたら、
「あぁ、これがあのカテドラルなのねん」
って、感動するんでしょうけど、
「ふ~~ん」
で終わってしまったあたくし(笑)。
取りあえずはでもまずは、飯よ、って事で、カテドラル前、ノバ広場のレスタランテへ。
お豆と肉といものごった煮、カツレツ。はにぃのセグンドのピザトーストが美味そうで、少しいただく。ここでは白ワインを頼んだんだけど、フルボトルの半分が出て来て、いい気分。お店によって、グラスだったりデキャンタだったりするのね。
ほいじゃ、ってことで、ホテルを探しましょう、とランブラス通りへ戻り、カタルーニャ広場に近い、
Hotel LLoret
。
通りに面している部屋で、窓も可愛くてなかなかのお部屋。
「テレビも付いてるし~」
とはにぃは嬉しそう。これで
7,200Pts
はお安い。蛍光灯ではなく白熱灯ならもっと良かったけど。
でれでれ~~とこの後の予定を検討。
とりあえずぶらぶらしましょう、ってことで、まず、
habitat
というインテリア関係の店に行きましょう。
確か
habitat
って、西武に昔入っていたような気がするわ。北欧風のインテリア館、って感じ。
キャンドルスタンドにステキなものがあったけど、ここで買っていいものかと悩んでやっぱ止めて、グラシア通りを北上。
ぐるーっと
8
ブロックほど歩いて、再びカタルーニャ広場に戻って、そうよ、おパンツとお靴下を買わなくっちゃ、と
El Corte Ingles
。
男性下着売場は女達で結構な人混み。パッケージは開け放題でごちゃごちゃ。
Calvin Klein
は種類が無くって、よくわからないブランドおパンツ(
1,400Pts)
と、
3
足
1,700Pts
のお靴下お買い上げ。
風が強くて、あとでニュースを見た分かったんだけど、その頃北部では風速
50m/s
の強風が吹いて、高速道路のトラックが横倒しになったそうな。
北風が寒いってのに、アイスクリーム食ってお茶して、ポルタ・デル・アンヘル通りの
ZARA
でお洋服を見て、やっぱカテドラルの中を見よう、と少し迷って
カテドラル
。
感想。
んーーー、すごい。
あたくし、ヨーロッパ初めてでしょ?カテドラルを見るのもはじめてなのねん。
なんて言うんでしょ、荘厳たる雰囲気に圧倒されたわ。打ちのめされてしまいそうな神々しさ、って言うの?見ちゃいけなかったのかもしれないわ。これからどんどんのめり込みそうな芸術分野だわ。
うーむ、とうめきながら閉館の
7
時半までいて、外に出て振り返ると、んまーーなんて美しいライトアップ。思わず撮影。
「サグラダのライトアップ見る?」
とはにぃが言うので、タクシーで
GO
。キュートな運転手さんのタクシーで
10
分ほど走って到着。
ま、実を言うとはにぃ、ホントにこの時間にライトアップされているか、確かではなかったそうだけど、良かったわ、されていました。ま、もちろん中には入れませんでしたけど、これまたなんとも言えない歴史の重圧感を感じとれました。
明日中に入ろう、と決めて、地下鉄で帰って、
El Corte Ingles
でお水(
39Pts)
買ってホテル到着。お昼がボリューミーだったんで、まだお腹は減っておらず、テレビ見たりしてだらだら。
すっかりスペインな食事時間になってしまったのでしょうか、
10
時にホテルを出て、
Tapa Tapa
という、タパス(酒のおつまみとしての小皿料理)のお店でお夕飯。
カウンター担当のウエイトレス姉ちゃんが感じ良ろし。でもねぇ、隣りが日本人女ののよ。それもアホそうな
OL
。
バルセロナ野郎と意気投合してるみたいだけど、あんたのその英語、なんなのよ!みたいな会話しちゃって、ぶりっこブリブリ(怒)。
そんなのは放っておきましょ、と、イカリング、サーディン、
800Pts
もするハモンセラーノ、タコの温かいマリネ(笑)、あたくしは白ワイン、はにぃはビール。
とーーっても美味しくって気持ちよくって、隣りの女どものことなんかすっかり忘れちゃって、いいのよ、関係ないわ、とオネエびしばし(笑)。おほほ。
結局なんか、レストランで食べるより高く付いちゃったけど、カラコレス(カタツムリ)も食べれて、大変満足なディナーでした。
ホテル近くの
Bar
でコーヒーを飲んで、ホテルに戻って、あれよあれよと就寝。
明日の朝はどうやって起きるの?という不安が残りつつも、バルセロナの夜は更けるのであった。
12
月
20
日(日)
「プラドで、ナイス肉体美鑑賞と腰砕け」の巻
9
時起床。今日は日曜日。プラド美術館が無料の日。あの、世界のプラドがタダよ、タダ。奥様これは買いよっ、買い、って訳で、てくてく歩いて行きましょう。
昨日とはうってかわって、さーーむーーいーー。
「こんな時間に起きたことないぃ」
とは、はにぃ。来年から午前クラスにクラス変更ってのに、大丈夫でしょうか。これからますます寒くなって起きるのが大変ね。
とにかく今日は風が冷たい。落ち葉ががさがさと音を立てて、歩道で踊ってるわ。う~~ん、ヨーロッパ(笑)。
プラド美術館手前、
HOTEL RI
TZ
あたりで、はにぃがオバサン(スペイン人と見た)に、
「ほにゃらら通りってどこ?」
って道を聞かれたら、はにぃ何を思ったか、
「ぼく、外国人なんで~。でへへぇ」(西班牙語)
で答えました。西班牙語でとっさに答えられるなんて、ステキ、って初めは思ったけど、外国人だなんて言わないで、観光客なんで、って言えばいいのにねぇ。
言った後に照れていまして、へ~~んな奴ぅ、と両手をダウンのポケットに突っ込んだまま、ぼいんぼいん体当たりしながら歩いてたら、目の前にもう美術館が迫っていましたのよ(笑)。周りが外国人ばかりならいいけど、こういうところは日本人も多いから、言動と身振りと手振りには注意しましょうね(笑)。
プラド美術館。スペインが誇る世界的に有名な美術館。スペイン派の絵画の最高峰、ベラスケスやグレコやゴヤの作品が見れますね。
重厚な雰囲気の中を靴音だけが響く中をじーーっくり、と思っていたら、人がいっぱいいる上に順路なんてな物はないから、ごちゃごちゃぐちゃぐちゃ。んむぅ、やっぱりみんな、タダの日を狙って来てるのねん。
でもまぁ、さすがは本物の迫力って言うんでしょうか、全く絵心の無いあたくしも、思わずベラスケスには、
「うーむ」
って唸っちゃうわね。
はにぃは、他人についているスペイン人ガイドの近くに寄ってって、タダ説明聞いて、
「ふむふむ」
と肯いちゃったりして、んまー、言葉が分かるって便利なのねぇ(笑)。
ゴヤの黒の絵画では、
我が子を食らうサトゥルノ
がステキだったし、
巨人
のナイス広背筋もステキ(笑)。
あたくしたちってば、ベラスケスの
ウルカヌスの鍛冶家
での鍛冶職人の足見て、ナイス大腿筋だの、グレコの
三位一体
のキリスト見て、ナイス大胸筋だの言ってました(笑)。
ロマネスク絵画がちょっとあったんで見ましたが、はにぃ、腰砕けになりましたね。
「ちびまるこちゃんだよ、これじゃ」
って(笑)。フラッシュ使わなきゃ写真撮影
OK
なんで撮っちゃったりして。
「こういうのの本場、バルセロナのカタルーニャ美術館行こうよ」
ってことで、急遽明日、バルセロナ行き決定。
閉館の
2
時少し前まで見て、外出て、レティロ公園の脇を北上しつつ昼飯屋探し。
コカコーラのメニュー看板が出てる、はにぃ曰く、
「よさげよ、ここ」
という
BAR & RESTAURANTE
にてお昼。
おじさんウエイターの対応もいい感じで、茹で過ぎたマカロニイタリアーノ(トマトピューレがけって感じ)、ステーキ。はにぃは、バスク地方の料理を頼んでましたが、おいひいおいひい、と喜んでいましたわ。デザートは、あたくしは自家製のプリン。◎です。はにぃはお米とミルクとシナモンの、なんだか良く分からないもの(笑)。これまた、おいひいおいひい、と喜んでいました(笑)。
どこ行く予定がある訳でもなし、クリスマス前の日曜日でいつもは日曜日は閉まるお店も開いてはいたけど、ぶらーーっと歩いて帰宅。
んでもって、でれ~~っと
6
時間くらい過ごして(笑)、お腹が減って来たんで、ツナと冷凍ベジタの和風スパゲッティ、ベーグルでお夕飯。
今夜は、日曜しか営業しない、
ShanGay
(シャンハイ、って読むのね)
Tea Dance
って、イケてるお店に行こうと思ってたんだけど、
11
時半には睡魔が襲って来てしまって、そのまま就寝よ。
じぇんじぇん夜遊びしていないわ。って、別にそれが目的でもないし、二人でいられればあたくしは満足なんだしぃぃ。ってか、冬の夜遊びってコートとかがうざいし、誇大包装かもしれないから、見る楽しみが少ないのよね、ってのもあるのよ。
さ、明日はバルセロナ。何時に行くことが出来るんでしょうかねぇ、それははにぃのみが知ることよ(笑)。
12
月
1
9
日(土)
「困った時のチュエカね」の巻
あたくし、
10
時半起床。はにぃ爆睡中の間に日常書き。
アップしようと思ったのに、
FTP
に繋がらず。うーむ。
はにぃ起床
1
時(笑)。
さて、今日は観光客しましょ、ってことで、まずはまどりお二丁、
チュエカ(
Chueca
)
。
アルミランテ通りって言う、ガイドブックには、オシャレな若者も集まるけどゲイも集まる通り、麻薬売買なんかもあるから手を出さないように、って出てる通りをとおるのね。
ばっかねぇ、オシャレなのがゲイなのにねぇ。分かっていないわ>昭文社。それになんだかさ、ゲイ=麻薬って公式、気に入らないわ。
「あたしたちが危険だって言うの?」
ってな、チュエカネエサン達の声が聞こえてきそうよ(笑)。
地図だけで想像していたより通りは道幅も狭くて、裏道って感じ。車一台が通れるだけの一方通行だしね。
てくてく歩いていくとだんだんと、あらーお二丁だわ、って感じがしてきますわ。まどりルミエールな本屋さんはあるし、壁にはマッチョ裸ぼーーんな広告貼ってあるし。いい国(笑)。
サウナの隣りのレストランでお昼。
スペインのお昼は、食前酒+前菜+メイン+デザート+パンが、ま、ミニコースってな具合で出てくるの。それで大体、
1,000
円程度。前菜、メインはそれぞれ
4
種類くらいの中から選べるのね。
あたくしは、まずはビールで、前菜はジャガイモとお肉の煮込み。肉じゃが?(笑)。メインはお魚のから揚げ。一匹丸々。ちょっと淡白すぎるお味。お醤油が欲しいわ。
ホント、はにぃがいると便利だわねぇ。あたくし、メニューの読み方のお勉強をしていなかったから、ちんぷんかんぷんなのよ。はにぃ曰く、
「挨拶より、メニューの読み方を先に教えるべき」
と力説してたけど、そうよね。食うことがまずは先決よ。挨拶できても、注文できなければ楽しさ激減。
全てはにぃがメニューの説明をしてくれました。ぱちぱち。
食後は歩いて、
プエルタ・デル・ソル
へ。雰囲気は新宿かしら。
ここに
El corte Ingles
のでかいのがあって、入口上では
TDL
の魅惑のチキルームも真っ青な、唄う孔雀やお花たちが、クリスマスを祝うステキな歌の数々を奏でていました。
んー、まぁ、きっと儲かってるのね、でなきゃこんな、趣味の悪い出し物なんかやらないわよね。
でも、まどり市民の皆様は立ち止まって、じーーっと見守ってるし、子供たちは歌と共に踊るし、ウケてたわね。
ほいでもって、お決まりの、クリスマスな出店が出てる
マイヨール広場
行って、ちょーっと迷いながらも王宮。骨髄ガイド(笑)。
スペイン広場から三越でちょこっと休憩後、さ、もう見るところはないわねぇ。で、困った時のチュエカって訳で、乗り間違いを一回ご愛敬でして、チュエカティタイム。
Cafe Figueroa
。
「ここの人、イケるのぉぉ」
といわれてその人をチェックしたけど、うむぅ、◎(笑)。今夜誘って、
3P
ってのも良いわね(笑)。
ま、そんなことはなく、ちょっと真面目な話しをして、もう外は暗くなって来たので、まどりルミエール本屋経由、アパート帰宅。
明日はプラド美術館行こうねぇ、日曜はタダだしぃ、と計画して、一緒にご飯作って食べて。
でも電気コンロってやーね。自慢の腕がふるえないじゃない。
なーーんか美味しくなさげな牛ステーキと、思いっきりしょっぱいパスタスープ、一度火がとおってるからへーきよねな冷凍野菜のソテーで、見た目は豪華なお夕飯でした。
でもでもぉ、結構美味しかったのよん。
日常のアップはこの時間も出来なくて、なんだか知らないけど、画像処理ソフト(
Photo Magic
)はフリーズするし、外部アクセスからの
SMTP
へのメール出しが出来ないしで、んもー、なパソコン環境。
ここから皆さんにクリスマスカードを発信しようかと思ってるのに、あったまきちゃうわさ。
ま、アップは明日でもいいわ、と、
FreeBBS
への書き込みをして、明日は
9
時起きよ、と心に決めて就寝。
12
月
1
8
日(金)
「結局二日ともタダ飲み」の巻
今日は、はにぃの学校のクリスマスパーティーにお邪魔しまっす。
2
時からなんで、お昼に起きればいいわね、と思ってたんだけどさ、習慣かしらん、
9
時半には目覚めちゃいまして、はにぃは、
「まだ、夜中だよぉぉぉ」
とご不満そうでしたが無理矢理起こして、いろいろ片付け。
こっちのテレビの
CM
って、今はクリスマス商戦って言うのかしら、おもちゃと香水のばっかなの。
ま、子供向けおもちゃはいいとして、なんで香水のがこんなに多いのかしらん。全裸の男女が絡み合っちゃってるのなんか出てるけど、いい国だわ(笑)。
知ってるブランド知らないブランドひっくるめて、そうね、
H
系なのは
3
社くらいかしら。あとは、ただ商品名を言ってるだけなんですけどね。でもホント香水香水香水。
あとね、シャンパンのがあるんだけど、こちらは長いのよ。絶対
5
分はやってるわね。
ゴージャスなレビュー風な出来なんだけど、合間合間に今年のスペインの顔、っていうの?活躍した人(歌手とか俳優)が出てくるの。その中に、アレハンドロ・サンス(
Alejandro Sanz
)って歌手。
あんたそうでしょ
(c)
スペイン初。
はにぃもこの人のことはファンらしく、
CD
なんか持ってるし、この後行った学校のパーティー中に歌がかかって、どんな事唄ってるの?って聞いたら、
「んー、マッキースペインバージョン、って言うの?」
だと。彼女を、彼に置き換えたらまんまマッキーなんだそうな。んー恐るべし槙原ウエーブ(意味不明)。
そんなこんなで
1
時に家を出まして、コロン広場近くの、サンドイッチやさん
Pans & Company
でお昼。
そこの店員がぼけぼけで、えっれー時間がかかっちゃったもんだから急いで食べたら、食べ慣れないクリームチーズべっちょりのスモークサーモンサンドで、胸焼けをおこしちゃいそうでしたわ。
関係ないあたくしがいきなり参加しちゃってもいいものかしらん、って不安は、ベルサーチのベルトが似合う派手派手女教頭センセの、
「いいわよ~~ん」
の一言で解消。参加しました。
誰とも面識無いのに、
「
! Hola !
」
って挨拶して、超片言西班牙語で楽しく過ごさせていただきました。
はにぃも今日初めて話したって言う日本人の生徒と楽しそうだったし。外人はほとんど子供なんだけど、日本人は結局は、はにぃが一番年下だったわ。みんな年上のおねぇ様(本物よ)。
楽しんだことは楽しんだけど、やっぱノンケを演じるのは辛いわねぇ。
birdcage
じゃないけど、どうしても立食形式のパーティーだと手持ちぶさたになるから、腰つきとかグラスの持ち方が、ちょっと出ちゃうんですよねぇ。その度にはにぃに中止されてました。って、あんたも出てるわよ>はにぃ
日本人達は昨日で授業は終了してもう来ないですって、ここには。はにぃのみが残るって形なのねん。
3
ヶ月同じ学校にいる、ってのは珍しいらしい。
ま、スペインの他の都市で学ぶとか、マドリード市内で別の学校に行くとか、日本に帰るとか、いろいろご都合があるもの。はにぃはまた、牢名主のように、又新たに来る日本人に対して威圧するのね(笑)。
お酒が入ると踊りたくなる人はいるようで、手拍子がどこからともなく聞こえ出すと、踊る踊る。女の方がそういうところ上手いわね。んでもって、
4
時半にパーティーはお開き。おほほ、結局二日ともタダ飲みだわ(苦笑)。
先週入学した、スイス人
19
歳男子(名前忘れた)とで
3
人で出て、彼とは地下鉄で別れて、あたくしたちはお買い物。夕飯の。
El corte ingres
。
スペイン最大のスーパーマーケットチェーン店。日本で言うと何かしら、地上階は西武、地下はちょっと高級なダイエー、ってとこ?
今日はボンゴレにしましょう、ってことで、いろいろお買い物。いつもは独りだから重たいものが買えな~~い、とこの時とばかり、重いもの買いやがって。でもいいのさー。こういう風な買い物って楽しいんだも~~ん。
クリスマスイルミネーションばしばしのセラーノ通りを南下して、家に着いたのは
6
時。
あたくしは日常をアップして、はにぃはちょっと眠そうなんでお夕寝(笑)。夕飯は
10
時くらいにしましょう、と決めてだらだらしてたら、あたくしも眠くなっちゃって、二人でぐーぐー。
起きたら
10
時半、はにぃお腹ぐぅ。
「作って~~」
とせがむけど眠い~~。時差ボケって言うより酔っ払いだわ(笑)。
電気式コンロのキッチンで、あさりを洗ったりしてるはにぃが気がかりで、やっぱ起きることにして、お料理お料理。
お料理は、一人暮らし
16
年のあたくしに任せなさ~い、と勝手が違いながらも何とかボンゴレスパゲッティ完成。
二人で並んで食べて、ま、こんなもんでしょ。
あ、安い白ワインは、グレープフルーツジュースで割るとおいしいこと発見。
でれ~とテレビ。スペイン初の宇宙飛行士さん(向井さん達とこの前宇宙に行ったのよ)が、子供向け番組に電話で出演してて、質問大会に取り組んでるわ。でもさ、もう夜中の
1
時なんですけど、こんな時間に子供がテレビに出てていいのかしらん?ほんといい国。
お腹いっぱいになったら眠くなってきちゃって、あたくしそのまま寝ちゃったのよねぇ。
え?信じられない?
ホントよ、ホント。まだヤッてないのよぉぉ(核爆)。
12
月
1
7
日(木)
「無事着いてます」の巻
今はもう、こっち時間で
18
日の午後
7
時ですけど、あたくしゃちゃんと、昨夜のうちにまどりーには着きまして、空港で再会を喜び合ったのですよ。
3
ヶ月ぶりに見たはにぃは、少し大人っぽくなってたけど、あんまり変わっていなくって、やっぱり可愛いわん。でも、荷物が出てくるのが遅くて、到着からずいぶんと時間が経ってたけど、再開初っ端の言葉が、
「遅いよ!」
はひどいわ(笑)。
キスをしたかったけど、ハグで我慢で、タクシーでアパートへ。
んーん、久方の骨髄会話。やっぱいいわ。来てよかった、って感じ。
お約束どおりに、ちょっとむにゅむにゅしてから、マドリードゲイフォリナーズクラブのお食事会に合流するために、歩いて会場へ。
そんなに寒くなく、
11
時を過ぎていたけど、初めてのまどりの街並みを歩くと、あー、やっぱりヨーロッパなのねん、って感じでした。
会場のレストランは、もう閉店の看板が出てたけど、気にせず
2
階に上がると、あらまぁ、お仲間さん達総勢
20
人程。
日本人はのぶさんっていう人だけで、あとはみんな外人。そうよね、外人サークルなんだし(笑)。
あたくしは機内食で腹いっぱいだったんで、もう赤ワインをいただくのみにして、ご近所の方々と楽しく会話。といっても、あたくし、英会話出来ますぅぅ、ってレベルじゃないから、ま、聞きながら楽しんでいただけだけど。
結局タダ飲みをして、かなりもう疲れちゃったんで、
1
時半には帰宅。ほんと、疲れてたわ。だって、
16
時間よ、
16
時間。やっぱ遠いわ。超長距離恋愛なんだな、あたくし達は、って実感したってものよ。
部屋に入るともうバタンキュ~~で、シャワーを浴びて、
FreeBBS
に書き込みをして、
2
時には就寝。