ブラット・ピットの静かな変容 —映画「アド・アストラ」

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大変ご無沙汰してます。HARUです😊
コロナ自粛で映画館に行けなかったのですが、感染予防しながら出かけるようになりました。
新作を紹介しようかなとも思ったのですが、去年観た映画がなぜか気になったので、書いてみました。

映画「アド・アストラ」

映画「アド・アストラ」

監督:ジェームズ・グレイ
脚本:ジェームズ・グレイ、イーサン・グロス
撮影:ホイテ・ヴァン・ホイテマ
出演:ブラッド・ピット、トミー・リー・ジョーンズ、ルース・ネッガ、リヴ・タイラー他
2019年 アメリカ映画

一見地味な SF映画と誤解されるが。。。

映画「アド・アストラ」は、派手なSF映画を期待すると完全に裏切られてしまうので注意かもしれません。むしろこれは一人の男の内的変容を描いた映画だと思いました。その意味ではこれは舞台が宇宙でなくてもよくて、ジャングルの奥地や大海でもよかったのです。
ただこの映画には恐らくひとつの拘りがありました。
(以下ネタばれになりますのでご注意ください)

あの偉大なSF映画が!

それはSF映画の金字塔である「2001年宇宙の旅」です。

映画冒頭に水平に並ぶ幾重のフレアが映りますが、これはまるで「2001年」の終盤に出てくる惑星直列に見えます。更にその後で青い地球が映りますがこれもまぎれもなくあの映画のラスト幕切れに重なります。
また月を経由して木星へ向かうディスカバリー号に対して、この映画は海王星へ向かうにあたって月を経由しますし、月に着陸する連絡船の描写は2001年のそれにそっくりです。そもそも2001年で暗示された宇宙空間における覇権争いがアドアストラでは現実のものとして月でのバトルが描かれています。

このようにこの映画はその寡黙さも含めて2001年のオマージュに満ち満ちてるのですが、それだけではありません。
2001年では知的生命体が人類を進化させ、果てにはボウマン船長を木星へ誘って超人化へと導き、超人となったボウマンの胎児が地球と対峙して終わりますが、アドアストラもその筋立てをなぞり、トミリー・ジョーンズ演じる父がブラッド・ピットを海王星に誘い、その息子が宇宙の孤独の中で自分の進むべき道を見出してついに地球へ帰還するのです。

また2001年では争いの絶えなくなった地球に対応するためには知的生命体の力による更なる進化的変容が必要でしたが、アドアストラではその知的生命体を見出すことも助けてもらうこともできない代わりに、人間自らが様々な葛藤を超えて覇権や対立を生みかねない利己性を捨て、家族や愛する人達に寄り添える者へと変容する姿を描いたのです。

この映画は常に沈着冷静で感情を抑制しながら仕事や使命を優先してきた主人公の苦悩を回想や自問を交えながら、寡黙にそして繊細に捉えています。その苦悩の果てに彼はシンプルだけどかけがえのない答えを見出します。

美しい変容

2001年をこのように美しく変奏したことに僕は深く感動しました。
恐らくこの映画の抑制された佇まいに戸惑う人も多いでしょうが、この静かな男の美しい変容を共有できる人がいたら嬉しいです

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