6月30日(木)
ホテル仕事でのお話。
午後3時過ぎに一本の電話を取る。

「今日泊まる○トウだけど、荷物届いてると思うから部屋に入れておいてくれる?」
ちょっと慇懃無礼な言い様。予約を確認したら60歳過ぎの割とリピーターの客。

「ご本人様のお受け取りのサインを頂く必要がございますのでお受けいたしかねます」
と返す。ホテルのルールですからね。

「できないなら、部屋のエアコン点けておいてくれる?キンキンに20度くらいで」

はあぁ?わがままじじいめ
という返事が喉元まで出ていたけどぐっと抑えて、

「今回だけ承りますね」
と返した。一つを断ると次を断るのは難しい。次はないわよ!と言わんばかりの無感情口調で。

「節電を呼びかけられてますけどねえ」
とやんわりご自身のわがままぶりを諭してやったけど、

「じゃ頼むわ」
といって電話は切れた。

自分のことしか考えられないんだな。寂しい年寄だ。こういう輩が日本をダメにしたんだわ。

部屋ごとの個別空調ではなかった昔は、チェックイン開始時間少し前に、使う部屋に一括でエアコンを入れていた時代はたしかにあったわね。そういう時代から変わっていないとでも思ってるのかしら。

出典:東京電力ホールディングス