こんにちは けいすけ(@theddf_)です。
温泉行きたい!けど新幹線に乗ってはまだ行けない!
そんな方必見!東京都内にお住まいの方なら県境をまたがずに行け、しかも日本秘湯を守る会会員宿が檜原村にあるのです。
蛇の湯温泉 たから荘の基本情報とアクセス方法
住所 | 〒190-0221 東京都西多摩郡檜原村数馬2465 |
TEL | 042-598-6001 |
URL | http://janoyu-takarasou.o.oo7.jp/ |
IN:OUT | 15:00 / 10:00 |
宿泊料金 | 13,000 円 ~ 15,300 円[2名利用 1泊2食付] |
日帰り入浴 | 10:00 ~ 18:00[1,000円] |
客室数 | 5 |
食事場所 | お食事所 |
駐車場 | あり |
送迎 | なし |
蛇の湯温泉 たから荘の魅力である”近さ”。
東京都心からなら、JR中央快速拝島駅でJR五日市線に乗り換え、終点JR武蔵五日市駅下車。駅前から西東京バス数馬行き(五x10系統)に乗って、約65分の終点数馬から3分です。
コンプリートした秘湯スタンプ帳がはやく使えるようになってほしいのとおり、僕の旅は鉄道や公共交通機関を使いますので、車でのアクセス方法はお宿やGoogleで調べてください。
蛇の湯温泉 たから荘に泊ってみて
とにかくこのお宿は建物が印象的すぎます。バス通りと南秋川の間に堂々と建つ、兜づくりのかやぶき屋根の母屋が僕たちを迎えてくれます。
伺ったのはお盆前の夏真っ盛りでしたが、母屋の玄関から帳場やその奥の広間は薄暗く、開け放たれた扉や窓から涼しい風が入ってきて、汗がすっと引くのを感じられます。
チェックインには少し早かったので、広間で一休みしていると、すぐ隣の調理場ではご主人夫婦が忙しそうにもう晩御飯の用意をしています。
廊下を挟んだもっと奥にブランコやお馬さんのおもちゃが。お子さんをそこで遊ばせるのでしょうか。ちょうど夏休みだったので、ばたばたと元気な足音が聞こえるという、なんとも家族的な雰囲気です。
お茶請けのじゃがいもとねぎみそが良い
お部屋はこの母屋にはなく、南秋川にもっと近いところの別棟にあります。なんとなく”集会所”なたたずまいで豪華さはありませんが、そこここに庭で取った草花でしょうか、清楚な感じで生けられています。
部屋数はたった5部屋。それぞれが角部屋になるように作られているようです。
10畳の和室と、椅子とテーブルが置かれた縁側。トイレはありますが内風呂はありません。
お茶請けがとても特徴的で、和菓子ではなく、ふかしたじゃがいもとねぎみそ。
チコちゃんでやっていましたが、旅館のお茶請けは、長旅で疲れで低血糖となっている体に糖分を入れ、そのあとお風呂に浸かっても血圧などが下がらないよう気遣ってくれているおもてなし。
檜原村はじゃがいもが自慢といいます。ねぎみそをつけてぺろっと食べていざお風呂です。
緑が手に届きそうな上質な内湯
お部屋のある棟から階段を母屋の方に上がり、別棟に階段を下りていくと内湯「蛇の湯」があります。
南秋川の流れを眼下に見るように、急斜面に浮いているような棟です。4人も入ればいっぱいになってしまうくらいのちいさなお風呂です。
源泉湯温が10度だそうなので加温されています。日本秘湯を守る会は必ずしも”源泉かけ流し”な温泉なわけではありません。
時代の流れから取り残された感のあった山の宿で、温泉のよさを守り、自然環境の保持、保全に努める前向きな取り組みをする者、共同での宣伝、相互誘客に賛同した宿の集まりとして発足した
日本秘湯を守る会 公式Webサイト|日本秘湯を守る会
のです。
十割蕎麦が食事の締めという喜び
夕食はちょうどお部屋の上にあたる大広間に、椅子とテーブルが部屋ごとに並んでいます。テーブルとテーブルの間が広くとられていて、南秋川の渓流の緑から流れてくる涼やかな風が大きな窓から入ってきて、扇風機だけが回っている室内は暑く感じられません。
ご家族で山で採ってきたという山菜がメインで、料理は素朴そのもの。確かこの時は、地酒飲みくらべプランで予約したので、地酒が2本ついてきてあっというまに酔い酔いになり、写真をあまり撮っていませんでした(笑)。
料理はみなおいしくお酒もすすみますが、この宿の料理のおすすめは、ご主人手打ちの「十割蕎麦」です。
部屋に戻り、もう一度お風呂に入りましたが、夕食のテーブルからみて満室なはずなのに、先ほどもお風呂で出会った御仁はお一人だけでした。女性グループが多い感じもしたのでそのせいでしょうか。
まとめと予約方法
東京にありながらよくぞこの雰囲気の宿を残してくださったと、感謝の言葉しかありません。きっとこの禍で大変な数カ月を経験したことでしょう。
でも、この湯の「蛇の湯」は「傷ついた大蛇が川原の湯で傷を治した」といいます。湯が傷や病を治すという言い伝えは、大切にしていきたい日本の文化です。
この夏にはきっと、他府県間の移動も自由にできるようになるでしょう。ぜひ、また訪れたい東京の秘湯です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。