「コンテイジョン」という映画
みなさんご存知ですか?
どこかで聞いたことありませんか?
「今起きていることと同じ!」
「地上波で流すべき」
「この作品が放つリアリティ!」
今、みんながTwitterでたくさん呟いている映画なんです。
そう、「コンティジョン」は今バズってるのだ。
だからバズっているついでに違う映画を紹介(^o^)
と言っても同じ監督さんが撮った
別の楽しい映画を紹介しちゃいます。
今の現実とそっくりな「コンテイジョン」のような映画ではなくて、
こんな巣篭もりはもううんざりだ!
そんな気持ちを晴らしてくれる
素敵な映画を教えますね!
「ローガン・ラッキー」映画基本データ
映画「ローガン・ラッキー」 (2017年)
製作国:アメリカ
監督:スティーブン・ソダーバーグ
脚本:レベンカ・ブラント
撮影:ピーター・アンドリュース
出演:チャニング・テイタム
アダム・ドライバ
ライリ・キーオ
ヒラリー・スワンク
ダニエル・クレイグ他
「ローガン・ラッキー」あらすじ
「カリフラワー!」
これは主人公のローガン兄弟が悪事を働く際に使った合言葉。
もともとこの兄弟には、「ローガン家の呪い」という不幸が、なんどもなんども降りかかってきていて、
ここ最近も離婚やら解雇と、ひどい目にあっているこの兄弟は状況を変えたくて、
この合言葉を久しぶりに発して、現金泥棒を計画するのです。
兄ジミー・ローガンを演じるのはG.I.ジョーやマジックマイクでお馴染みのチャニング・テイタム
そして弟クライド・ローガンは、スターウォーズのカイロ・レンで一躍有名になったアダム・ドライバー
さてこの兄弟が現金強奪を実行するには仲間が必要なので、
ただいま投獄中の金庫破りの名人ジョー(ダニエル・クレイグ!)を何とか脱出させて、
計画は始まるのです。
強奪はうまくいくのか?
「ローガン家の呪い」は解けるのか?
「ローガン・ラッキー」解説
この映画は「オーシャンズ11」をパロディーしたような、
愉快な泥棒映画です。
でも、今のアメリカを皮肉っているところが、ちょっとスパイスになっていると思います。
ローガン兄弟は傷ついたアメリカのマッチョ主義を代表しているのです。
お兄ちゃんはアメリカが誇るスポーツであるフットボール選手でしたが、怪我によって引退することになり、
肉体労働者をしていますが、その障害が原因で解雇されてしまいます。
弟もイラク戦争で片手を失って今はバー経営していますが、心ない客からイジメられる日々。
彼らを通じて戦争、保険制度、貧困などアメリカが抱えている問題が映し出されているのです。
さてこの泥棒の計画ですが、
マッチョの割には、とっても細かいローガン兄は、
律儀に実行にあたっての決まり事「10か条」を打ち立て、
それに沿って手に汗握るような、「そんなバカな」と思わず笑ってしまうような計画が実行されます。
しかし、これが万事問題なく進んでしまっては、映画は面白くありません。
そこへ登場するのが、この映画のいわば第2部で登場する、ヒラリー・スワンク演じるFBI捜査官なのです。
また、この映画では並行してローガン兄と自分を慕ってくれる娘による交流も描かれます。
再婚した妻が養育することになった娘でしたが、近く転居するということで会えなくなるかもしれない。
この親子の交流も、この映画を素敵に盛り上げる素敵な要素になっています。
最後はちょっと涙なしでは観られない「父への賛歌」そして「郷土愛」になっています。
さて、この映画のタイトルは「ローガン・ラッキー」ですね?
ラッキー=幸運です。
現金強奪計画は幸運の元にパーフェクトで終わったのでしょうか?
そして「ローガン家の呪い」はついに解かれるのでしょうか?
大いに笑ってちょびっと泣いて、最後にフフフとニンマリする、とっても素敵な映画です!