7月19日(木)
北京2日目。
はにぃは仕事のため、一人起きて、東京から買ってきたおはぎを食べて出勤。いってらっしゃいのチュウ。
僕の朝ごはんは、マンション1Fのコンビニ行って自分で買ってくるようにとのご指示。
はにぃの住むマンションは日本人向けなので、日本人向けな品ぞろえの地元のコンビニが入ってる。
マヨコーンが乗っかってるのとフランクフルト乗っけてチーズかけて焼いた、日本のパン屋さんによくあるものを購入。こっちでは買った後のスーパーバッグはくれないの。缶コーヒーとともに手で持って帰って、部屋で食う。
お昼ごろにマンションを出て、一人でぷらぷらしても暇つぶしができるという、大山子798芸術区へ行ってみる。
国営の電子部品工場跡地を現代アート発信の場として再開発した、めっちゃ広いエリアがマンションの東裏側に広がってる。歩いて行けちゃうから安心ね。
工場や倉庫として使われていた建物が、共産圏らしく、規則正しく並んでて、ちょっと埃っぽくて、「あー、中国に居るのね」って実感できるわ。
まずはUCCA(The Ullens Center for Contemporary Art)へ。持って行ったガイドブック(ララチッラ)の地図が超不親切で若干迷う。 何でかなと考えてみたら、日本で出版されるているから、漢字がこちらで使われているものと違うからだと判明。こっちは簡体字だからね。中国本土のガイドブックの漢字表記は、ぜひとも簡体字使ってほしいわ。
木曜日は無料だよと、きれいな英語を話す受付のお兄ちゃん。オーディオガイドもいかが?と、これまた流暢な英語使いのお姉ちゃんに勧められる。使ってみたけど、日本のと違ってきちんと動かない。ま、100元のデポジットが返ってくるからいっか。
作品は非常に個性的で刺激的。広い。天井が高い!しかしそれ以上に、中国人たちは作品の前でポーズを作ってカメラに収めちゃってとっとと進んでいくいくその鑑賞方法に驚く。来たよ、という証だけを大事にするのだろうか。
1時間半ほど見てお昼を食うことに。
はにぃおススメの、UCCA前にある、タイム・ゾーン8 ブック&カフェという、アメリカ人が経営するカフェに。
英語が併記されたメニューもあるので、中国語がわからなくてもOK。ウェイターもちょっとは英語が話せるみたいだし。ちょっとちっこくてかわいかったのでおススメ(笑)。
アイスティー飲みながら、VPN経由でツイッターを試みたがなぜかうまく繋がらず、試しに3Gでやってみたらサクサク。変ね。海外ローミングだとツイッターに繋がっちゃうってことなのかしらね。
この頃から、地方からの学生風な団体がやたら増えてきた。まあよくしゃべる。先生らしき人の声がでかくて怖い。中国語ってなんだかいつも喧嘩しているように聞こえちゃう。
入り口らしきものを見つけたんだが、先ほど書いたように、看板の漢字が違うのと、中では工事中のように騒がしくて、 疑心暗鬼だったけど入ってみてここで正しいと分かった。
だだっ広いスペースはコンクリート打ちっぱなし。のこぎり屋根のようになっている天井には、文化大革命時のスローガンが。塗り直しをしてて、妙に心にぐさぐさ来る。しばらくぼーっとしてしまった。
疲れたので帰宅。
はにぃが7時ころ帰ってくるので、降りるバス停付近のイトーヨーカ堂まで歩いていく。
798へは横断歩道を渡らずとも行けたので、これが初の渡御(笑)。
すごいですー。赤でも、車が来ても平気で皆さん渡りますー。とにかく車間に隙間があればぐいぐい行っちゃいますー。マンションがあるここの五叉路は、バスも車もタクシーも多いし人も多くて、まさにカオス。帰宅ラッシュ時でもあるし、もう、すごいです。
前の人にくっついて5つほど道を渡って着いたイトーヨーカ堂は、ここらでは唯一日本食を売っているコーナーがあって、明日の朝用のおにぎりやら水やらを購入。
今夜のご飯は、当初はここで惣菜みたいのを買って部屋でのんびりって考えていたらしいが、
「めんどくしゃい」
とのことで、マンション内の日本風居酒屋。 日本ではお安い方だが、こちらの物価からしたらかなりお高い値段設定。特にお酒が高い。ビールはそれなりだけどね。
こてこてな日本メニューで、場所柄の都合上あまりホゲられず、コンビニで1本50元もする日本酒(300ml)を買って、部屋でほげほげして、今夜は早めの就寝。明日は万里の長城。