6月15日(金)
1週間前の日記でごめんください。
お気楽ヘルパー業務を終え、東京へは来た時と同じく東海道線で帰ることにしました。
しかし我が街沼津駅は、なんでこうレトロ感が満載なんでしょうか。
そもそも沼津駅は東海道線の中でも重要な位置づけの駅。まだ御殿場回りが本線だったころから大規模な機関区があって、僕が中学生の頃でもまだ、駅の北東には梅小路を髣髴とさせるほどの機関車の扇型車庫があったような気がするわ。
特急列車はすべてが停車したし、電気機関車から蒸気機関車への付け替えも行った駅だと聞いているし。
沼津市が人口20万人の県東部の中核都市といわれて久しいけど、静岡や浜松が新幹線停車駅となって高架化されたのに対し、沼津駅には新幹線は来ず、いまだに高架化もされず、駅の南北を行き来できる自由通路もない。駅としての存在価値があまりにも重要すぎて、東西はもちろん南北にも広大な敷地を持っちゃったからなんでしょうね。
それだからなのか、もう諦めちゃったのかはわからないけど、駅構内はある意味いい雰囲気。
連絡通路は2つあるけど、地下通路の方なんか、階段しかなくてバリアフリーなんてどこ吹く風だし、壁はタイル張りだし。
ホームに上がれば、特に屋根の意匠が素晴らしい。
このギザギザはどういう意味があるのだろうか。ちょっと西洋のお城なんかに使われてる装飾に似てる気もする。
そして下の絵。今はもう撤去されちゃってるけど、機関車の付け替えの長い停車中に、乗客がススを落とすためや、夜行列車の乗客が洗面に使ったというタイル張りの洗面台がここにはあったっけ。アルミのコップもついてたはず。もちろん鏡もね。
ネットを検索してみたらありました。ありがとうございます。でもこれ僕が見てたのとは違って、リニューアルしたもののようです。
ホームに設置された洗面台(2005年4月30日・撮影)
停車場の詩・沼津駅
各ホームにあった洗面台は現在は全て撤去されている
雰囲気としては下のような感じだったような記憶がある。
鹿児島本線宇土駅
出典:風、土、植物とレイル
駅の高架化事業は実は進められていて、2022年に完了するようだが、市長選や議会選にも争点となってるし、反対運動もあったりして本当にできるのだろうか。
僕の気持ちとしては、今はどこもかしこも特徴がない駅が多くなってきちゃってるから、このままにしてほしい気はある。けど、駅南北の行き来がもっと便利になってもほしい。うまい方法ってないもんでしょうかね。
Comments are closed.